24.「収勢」(ショウシー)
動作順序 図182
手 両手を返し、両掌心を下に向ける。両手を肩幅に分け開く。
動作要領 図182
両手を肩幅に分け開く。十字手で両手を交差して弧形にし、前方に張り出す動きから、収勢では両腕を自然にゆるめて、両掌心を下向きに返しながら、左手の掌心で右手の掌背をなでるようにして弧を描いて開くようにする。
両手は前方に伸ばして、腕を伸びやかにし、肘を少しさげて、指先をわずかに上に向ける。
注意事項 図182~184
最後の動作までおろそかにしないで、意識を貫注して行う。
動作順序 図183
手 両手を下におろし、両大腿部の外側に収める。
動作順序 図184
足 左足を右足のそばに寄せて着地させる。両足先を前に向ける。
動作要領 図183~184
両手を柔らかく穏やかに、肩→肘→手首の順にさげおろし、両脚の大腿の外側に収める。
重心を右足に移し、左足を踵から持ちあげて、右足のそばに寄せる。足先から着地させ、つづいて、踵を着地させて重心を両足にかける。
頭部を持ちあげ、下顎をわずかに引き、背すじを伸ばしてまっすぐに立ち、眼は前方を穏やかに平視する。