PET検査について

PET検査(ペットけんさ)について

 PET検査(ペットけんさ)は、がんなどの病変を検査する画像診断法の一つです。
PETは「陽電子放射断層撮影法」を表す、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略です。

 微量の放射線で目印をつけたブドウ糖を体内に投与してから、専用のカメラで撮影すると、がん細胞が光っているように表示され、がんの位置や大きさ、活動の状態を判断することができます。
 近年、PET単体だけでなく、CT検査と組み合わせてより精度の高い診断を得る「PET-CT、PET/CT(ペットシーティー)」も広く用いられるようになりました。
 がん細胞はとどまることなく活発に増殖しているため、大量の栄養素を必要としており、正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、とされています。PET検査はこの性質を利用してがん細胞を見つけ出します。

 特殊な検査薬でブドウ糖を光らせておき、取り込んだがん細胞に目印をつけるのです。
がん細胞は自分自身が生きるため、多くのエネルギーを必要とします。その供給源とするため、新しい血管(新生血管)を作って、他の臓器に栄養を供給する血管の手前から血液を引いてきたり、
私たちの身体に〝代謝異常〟を引き起こし、栄養を奪い取るのです。
がん細胞は、多くのブドウ糖を得るため、糖代謝に関わる酵素に異常を起こさせ、タンパク質や脂肪を分解してブドウ糖を生成させます。そしてがん細胞はそのブドウ糖を消費して、急速に増殖していきます。

これらからわかることは、2つのことです。
ひとつは、がんは糖がなければ生きられないこと、もう一つは医師はこれを知っていることです。
知っているだけでなく、抗がん剤で治療中の患者に対して、脳はブドウ糖がないと働けないという理由でブドウ糖を点滴するのです。
実は80年以上も前から、がん細胞が炭水化物から合成されるブドウ糖をエネルギーとしていることは明らかになっていたにもかかわらずです。そして、脳の栄養はブドウ糖だけではなくケトン体でも働くことは当然知っています。
ケトン体とは脂肪の分解により肝臓で作られ、血液中に放出されるアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸のことです。TCA回路や呼吸鎖の処理が追いつかないときに,肝臓で合成され,他の臓器に配られます。

 これは、悪く考えれば、抗がん剤が効きすぎて早く治ると困るのでがん治療期間を調整しているように見えます。
無くなられた安保徹先生が仰られたように、がんは怖い病気ではありません。解糖系のエネルギーしか使えないのです。
つまり、がんが怖ければ、燃焼系優位で生きればよいのです。燃焼系で動く筋肉は遅筋です。そして代表的な遅筋運動が気功・太極拳です。

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