自律訓練法の問題点

前回、自律訓練法にも問題があると述べたところで終わったのですが、何が問題か?・・・・・と言うと、習得が難しく、時間がかかるのです。通常、習得するのに1~4か月かかるのです。何故かというと、いわゆる自己催眠ですから、催眠に罹ったことのない人は催眠の感覚が解からず、両手の”重さ”
や”温かさ”などを感じることが難しいのです。催眠の体験のある人は比較的早く習得できるようです。
この問題を解決するため、当店では“催眠導入型自律訓練法”を導入に使います。
具体的には、被験者に催眠をかけ、初回の練習を催眠下で行い、腕の重さや”温かさ”を実際に感じていただきます。さらに、”アンカリング”という技術を用い、練習時にある暗示文を唱えるとすぐに催眠状態となり、効率よく自律訓練法の練習ができるという手法を用います。これにより、自立訓練法による目的の達成が短時間に出来るという優れたメソッドです。
 料金は3回コースで¥9,000×3=27,000円です。さらに整体会員の方は割引があり、¥7,000×3=21,000円で習得できます。
 整体会員登録は無料ですから、最初に会員登録していただくと有利です。

自律訓練法について

 当店のHypnotherapyについて、前回投稿の続きです。

 当店のヒプノセラピーはシュルツの自律訓練法(autogenic training)をメインとしています。
何故、自律訓練法なのか?・・・・・・と言いますと、催眠療法に詳しい方はご存知と思いますが、一般的な催眠療法、すなわちセラピストによる催眠療法の暗示効果は極めて強く、即効性ではあるものの、効果の持続がとても短いのです。
潜在意識は、30億年前のアメーバーの時代から今日まで、生命と子孫の維持のために獲得した知恵であり、生きること、子孫を残すことに直結しない暗示はすぐに効果を失います。催眠で禁煙できても長続きしないのはヒプノセラピストであれば誰もが経験済みでしょう。
生命活動を脅かすほどの恐怖はトラウマとなり絶対に忘れません。禁煙暗示を例にとれば、潜在意識にとって、タバコを止めるメリットなどほとんどありませんから興味があるはずもなく、したがって短期記憶で終わってしまうのです。
心理学に詳しい方ならもうお分かりだと思いますが、報酬のない記憶は軽視され、やがて忘れ去られるのです。
それでは、禁煙暗示を長期記憶に変えてしまうにはどうすればよいでしょうか?、長期記憶として定着するまで催眠の施術回数を増やせばよいのですが、催眠療法の施術料金は安くはなく、それではクライエント様の財布が持ちません。そこでセルフコントロールできる「シュルツの自律訓練法」なのですが、実はこれにも問題が潜んでいるのです。この続きは次回にします。

 

潜在意識について

前回、引用を交えて潜在意識は主語を理解できないと述べたのですが、他にも潜在意識には面白い特徴があります。前意識のように浅いレベルは顕在意識と大差ないですが、少し深レベルになるとだんだんと幼稚になっていきます。例えば過去や未来を理解できません。これは記憶にないということではなく認知できないということです。犬や猫に「未来に夢を持て!」と言いても無理なことでご理解頂けるでしょう。同様に難しい言葉や回りくどい言い回しも理解できません。
これは、人間の脳の発達段階が関連しています。つまり、潜在意識とはアメーバーから現代人に至るまでのいろんなレベルの痕跡がしっかりと残っているのです。かつてNHKのクローズアップ現代で放送していましたが、うつ病の起源は魚時代にさかのぼると放送していました。つまり、小魚時代に天敵に捕食される恐怖で動けなくなった現象が鬱のはじまり・・・・・と主張していました。この弁に沿えば、退行催眠で魚に戻ってもらわなければ鬱の根本治療はできないということになります。これを理解している催眠療法士が果たして何人いるでしょうか?、魚レベルの深い潜在意識まで催眠誘導できる療法士が何人存在するでしょうか?、もちろんNHKの主張に沿えばの仮定ではありますが、・・・・・・

現代人は、顕在意識(大脳前頭前野)が発達しています。故に想像力は果てしなく(?)広げることが可能です。
ここが、催眠療法のトリガーポイントだと私は感じています。

比較的低い発達段階(前出の犬や猫レベル)における潜在意識の最も大きな特徴は現実の出来事と想像上のイメージの区別がつかないことです。これは、睡眠下で夢を見ているとき、その夢を現実と感じていることでご理解いただけると思います。催眠下では認知が選択的に拡張されイメージが現実味を帯びるのです。少し乱暴に言えば、催眠下での成功体験イメージは実体験として記憶され、一度成功しているのでもう一度成功することの垣根(障害物)はずいぶんと低く認知されるのです。つまり自信が付くということですね。

これら潜在意識の特徴を利用して、現在ある認知の不都合な部分を修正するのがHypnotherapy=催眠療法なのです。心理カウンセリングにおける「認知行動療法」をバーチャルで行っているイメージですね。催眠療法にもいろんな手法がありますが、大きく分けて、他者催眠と自己催眠に区分されます。

脳(旧皮質=潜在意識)は主語が理解できない

私たちが日頃何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しています。
例えば、脳は主語を理解できないという性質を持っています。
主語が理解できないので、自分が発した言葉全てを自分のこととしてとらえてしまいます。

※ここで言う「脳」は、「古い脳」を指しています。

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大脳新皮質(理性・知性の脳)を「新しい脳」、それ以外を「古い脳」と呼びます。
人間特有の高度な精神活動を担当する「新しい脳」のほうは主語を認識できているのですが、感情を司る「古い脳」のほうは認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまう性質があります。

だから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になる
つまり、相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、自分も傷つき気分が悪くなります。
人をけなしてばかりいる人は、なぜか自己嫌悪に陥っていくのはそのためです。
そして、より、人に対して攻撃的になります。