潜在意識について

前回、引用を交えて潜在意識は主語を理解できないと述べたのですが、他にも潜在意識には面白い特徴があります。前意識のように浅いレベルは顕在意識と大差ないですが、少し深レベルになるとだんだんと幼稚になっていきます。例えば過去や未来を理解できません。これは記憶にないということではなく認知できないということです。犬や猫に「未来に夢を持て!」と言いても無理なことでご理解頂けるでしょう。同様に難しい言葉や回りくどい言い回しも理解できません。
これは、人間の脳の発達段階が関連しています。つまり、潜在意識とはアメーバーから現代人に至るまでのいろんなレベルの痕跡がしっかりと残っているのです。かつてNHKのクローズアップ現代で放送していましたが、うつ病の起源は魚時代にさかのぼると放送していました。つまり、小魚時代に天敵に捕食される恐怖で動けなくなった現象が鬱のはじまり・・・・・と主張していました。この弁に沿えば、退行催眠で魚に戻ってもらわなければ鬱の根本治療はできないということになります。これを理解している催眠療法士が果たして何人いるでしょうか?、魚レベルの深い潜在意識まで催眠誘導できる療法士が何人存在するでしょうか?、もちろんNHKの主張に沿えばの仮定ではありますが、・・・・・・

現代人は、顕在意識(大脳前頭前野)が発達しています。故に想像力は果てしなく(?)広げることが可能です。
ここが、催眠療法のトリガーポイントだと私は感じています。

比較的低い発達段階(前出の犬や猫レベル)における潜在意識の最も大きな特徴は現実の出来事と想像上のイメージの区別がつかないことです。これは、睡眠下で夢を見ているとき、その夢を現実と感じていることでご理解いただけると思います。催眠下では認知が選択的に拡張されイメージが現実味を帯びるのです。少し乱暴に言えば、催眠下での成功体験イメージは実体験として記憶され、一度成功しているのでもう一度成功することの垣根(障害物)はずいぶんと低く認知されるのです。つまり自信が付くということですね。

これら潜在意識の特徴を利用して、現在ある認知の不都合な部分を修正するのがHypnotherapy=催眠療法なのです。心理カウンセリングにおける「認知行動療法」をバーチャルで行っているイメージですね。催眠療法にもいろんな手法がありますが、大きく分けて、他者催眠と自己催眠に区分されます。

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